2008年07月24日
山崎蒸留所来場記念証
結局、ウナギ(?)らしきものは食べたのですが、うな丼ではなく、同僚がお土産に買ってきたうなぎパイでした。
さて、あいかわらず暑い日が続き、いまだ夏バテが抜けません。何とかエアコン設定25度から抜けなくてはと今日は26度にして頑張っています。でも、扇風機がほしい。昼にうな丼を食べに行こうとお誘いを受けたのですが、やはり食欲がなく、ざるそば&野菜ジュースでした。
帰宅してメールチェックするとサントリーから何やらメールが届いていました。[サントリー山崎蒸溜所/白州蒸溜所]ご来場ありがとうございました。というメールで、アンケートのお願いらしき内容。まあアンケートなら気軽にとやっつけましたが、その他にサントリー蒸留所来場証バナーがついていました。せっかくなのでこのブログに載せようかと思っています。
とりあえず、こんなもんです。
2008年07月21日
ボトルリスト更新
この三連休、最初の土曜日は、六本木アイラバー東京でアードベッグ試飲会、昨日はまったりとした休日、そして本日は何をしようと、ベッドの上でまどろみながら考えていました。
そうだ、試飲会のアイテム選択のためにリストを更新しなくては!
昔のデータをノートパソコンから取り出し、まずは新しいVistaパソコンにコピーして、復元。その時点でほぼ300本のリスト。お酒の部屋をのぞくと、梱包を解いていない段ボール箱が10個以上。ひと箱平均3本として30本強の勘定。一体僕は何本のストックがあるのだろう。冷静に考えると、月に2本消費するとして、年間24本、現在の保有本数が350本とすると15年弱で完全消費、でもたぶんまだ購入は続くだろうから、たぶん、在庫を個人で消費するには20年くらいかかるだろう。今の年齢を考えると、四捨五入して70歳。うーん、生きてるかなあ。
こんな破滅的な皮算用をしている暇があったら、いろんなところに供出して在庫を減らすべき? 六本木のA氏なんかは、独立の時に格安(只も視野に入れて)で譲って下さい、なんて言ってますから。
とにかく、正確なリストをつくるべく、これから始動します。まずは段ボールの開梱から、今週は資源ごみの回収があるので、いっぱい段ボールを始末できるのでいいかも。何本あるかも大事だけど、自分で何を買ったのかを思い出すのも大事。まあ、一介のサラリーマンのB級コレクションですから、大したことはないと思いますが・・・
2008年07月11日
WP、始動
という訳で、何故か引き寄せられるように六本木はIslaybar Tokyoさんにお邪魔しました。とはいっても単に飲みに行ったのではなく、ちょっとした理由があったんです。
日曜日のオフ会で知り合いとWP合格の話をしていた時、「WPになって何か変わった?」と聞かれました。会社の同僚におごってもらったくらいかなと返事をしたんですが、「何か企画してみたら?」と言われました。なるほどとその時は簡単に考えたんですが、お酒に日ごろ携わっている人ならいざ知らず、一介のサラリーマンにそうそう何が出来る訳もなく、「ま、いいか」てな感じでいました。
しかし、一応スコ文研のHPではスコ文研サロンを担当している訳だし(ハンドルネームはチーフです)、フツーのサラリーマンよりはウィスキーに係わっているかなと思いました。それに、これまで会社の同僚相手にウィスキー教室をやったこともあるし、知り合いのバーで試飲会をやったこともある。ただし、バーの試飲会は知合い相手だったのでほとんどただの飲み会のようなものでした。それで、一度まじめに試飲会をやってみたいなと思った次第です。それで、ちょっとした企画書(といってもA4用紙1枚だけ)を作って、アイラバー東京へ相談に行ったんです。
まだ、細かいことは何にも決まってませんが、とにかくWPの看板背負って試飲会をしてみるつもりです。ブログを見てくださっている皆さん、温かい目で見てね。
で、相談はさっさと済ませて、ウィスキーを飲み始めました。まずはBELLを使ったウィスキーソーダにカリラのフロート。その後は、アラン・ファウンダーズリザーブ、リンクウッド、ローズバンク、あと何だっけ、忘れちゃった。飲んだお酒を忘れちゃうなんでもうWP失格かな。まあ、もっと勉強しなくては。ただ、最後に新しいスタッフのTKYM君特製のホワイトレディを頂きました。まだ、評価外ですが、頑張って練習して下さい。
ということで、今週3日目の酒盛りでした。
2008年06月23日
秩父蒸留所体験記3(転載)
ここで一度お昼休憩です。
食事は作業が済んだ人から順番に取るそうで、この時は、肥土さんと渡部さんと一緒に食事をとりました。話は自分が居る店、六本木Islay bar Tokyoと本店練馬Malt House ISLAYになり、現在は以前いた先輩スタッフ達も皆独立したのですよ、と説明しました。ちなみに中野駅にIさん モルトバーエステル、神保町にOさん バー247、新宿三丁目にFさん バー・ジン&イット、お近くに寄られた際はどうぞお立ち寄り下さい。
休憩が終わり渡部さんにウエアハウスとキルン塔を案内して頂きました。最初にウエアハウスです。現在秩父蒸留所ではダンネージ方式で熟成を進めていて合計89樽眠っています。
下の地面はむき出しで、熟成庫自体は、1から10までが、新樽のミズナラ樽、残りはバーボン樽、シェリー樽、ラム樽、パンチョン、ホグスヘッドでした。面白いのがバーボン樽はヘブンヒルの樽が多く目に付き、他はメーカーズマークもちらほらです。そして一番興奮したのがクリアデア表記の樽が4つありました。ボデガはゴンザレス・ピアス社との事です。どの樽もどんな味わいに仕上がるか非常に楽しみです。そして奥に東亜時代の今度ボトリングをする樽が眠っていていました。ここで一旦ウエアハウスを出てキルン塔へ。中はまだ何も無かったですが、2階の麦芽をひく所に通して頂き見上げると、屋根の部分から光が差していて、いつかキルン塔から煙を上げている姿を想像していると楽しくなりました。麦芽の搬入はフォークリフトを使い一気に2階に上げられるよう、色々と工夫が凝らしてありました。
そして、外に出た所で肥土さんが待っていて下さり、渡部さんは仕事に戻っていかれ再度ウエアハウスへ。
以前から同業者間から噂話として話されていた事を質問させて頂きました。
Q最近ニュースピリッツが非常に売れていますが、やはり、秩父も出されるのですか?
A年内には考えています。 恐らく8月から9月だと思いますよ。
Q某S社がやっているようなオーナーズカスクは行なうのですか?
Aこれも同じく8月下旬以降に蒸留をした物は視野に入れているのですよ。ただ、税金の関係や法律上のネックがあるので明確には値段、時期も何とも言えないですねとの事です。ただ、恐らく売りに出す樽の多くはバレルサイズです。他の樽だと樽自体が値段的にも結構高いですからねと言われていました。
そして片隅に何個か水色のドラム缶に似たプラスチックの容器があったので聞いた所、これはスコットランドの蒸留所から某ブレンデットを作るためにモルトを買った際に容器として入っていたのですよと言われ、スコットランドでは移動の際によく使われているとの事です。ちなみに何処かはヒントのみでした。ヒントはシーバス・リーガルのキーモルトと肥土さんの今までの行動を知っている方であれば分かると思います。
そして、熟成庫の特徴としては屋根が非常に高く、一番上の所に小窓が付いていました。熱は上にいくと言う理論から 暑い時期には上の窓をあけ、熱を逃がすために設置したとの事で 建物の高さの発想はボデガで得たそうです。
蒸留所自体は断熱材を一切使用せずにステンレス等を使用した感じの建物だったので、これも聞いた所、秩父で作っていて秩父の味わいを目指すために、あえて断熱材や空調設備等を設置しませんでした。そして、夢はオール埼玉の材料で蒸留をする事です。麦は、蒸留所の近くには小麦農家も多く、こうした農家に大麦を作ってもらうのが夢です。写真を後で見せて頂きましたが、立派な小麦畑でした。ピートは、飯能産の物を使い、蒸留所は秩父 ボトリングも秩父 まさにオール埼玉ですね。
蒸留釜がある建物に戻った所で渡部さんにスペント・リースを見させて頂きました。文章では知っていましたが初めてみるスペント・リースは黄土色で思ったより量が多かったのと独特の香りをしていました。
ボトリング設備のある部屋にいき、ボトリング最中の15yのお手伝いをさせて頂きました。
ボトリングは全て手作業で行なうため、最初に空瓶の洗浄です。自分が洗った瓶がいつか店頭に並ぶと思うと感無量で楽しく作業をすることが出来ました。そして渡部さんがラベルを貼りながら面白いことを教えて下さいました。「15yはこれで三度目のボトリングですが、ラベルに小さく鳩が書かれているのですよ。最初は1羽で2回目が2羽、今回は3羽描かれているのですよ。」と、是はコレクター達や飲み手側にも面白い情報だなと思いました。
そして、ボトル洗いが一段落した所で門間さんが呼びに来て下さり、ミリング工程を教えて頂きました。手順は最初に麦芽の異物チェックをして、それをエレベータに入れ、それが上にいきモルトミルで粉砕され落ちてきて、再度エレベータに乗りグリストをマッシュタンの上にあるグリストホッパーに貯めるとの事です。
ここでもビックリしたのがモルトスターから送られてきた麦芽には異物が混入をしている可能性が若干あるため、絶対チェックをするとの事です。自分が行った事がある蒸留所ではその作業は全て機械がやっていたのですが秩父では手作業でした。もちろん、異物と言っても石や穂の欠片が混じっているだけですが、一回の仕込みに使う量が400㎏とはいえ全て手作業で除去するのは、意外に骨が折れる作業だと思いました。粉の引き割り具合はH・G・F 2:7:1でこれはどこも一緒の事です。そして最後に正確に引き分けているかを調べるとの事です。途中、門間さんが面白い冗談を言っていました。「たまにコーンが一粒入っていたりするのですよ。何袋かに一粒とかの割合ですが、でも入っていたら出来上がるウィスキーはモルトウィスキーではなくグレーンウィスキーですよね。」と笑いながら。確かにと頷きながら探したのですが今回は入っていませんでした。そうそう、混じっている物でもないようです。そして、8袋目を過ぎた辺りで一度上の設置してある粉砕をしたグリストを貯めてある場所グリストホッパーに案内をして頂き、たまに粉を平らにしないとグリストが山状になるので機械が詰まる原因との事。ここからは2袋に一回ほど上にいきグリストを平らにして、また下に戻りモルトを粉砕するという作業の繰り返しでした。
この作業も終わり暫く蒸留所内を撮影してきました。途中から気が付いたのですがカメラを持って来たのに撮影をほぼしていなかったので慌てて何枚か撮りました。
ここで休憩を挟み肥土さんに色々お聞きしていました。内容は割愛させて頂きます。
そして最後にドラフアウトの作業です。ここで肥土さんから名誉ある肩書きを頂きました。秩父蒸留所の「ドラフマン」に認定して頂きました。数多くあるアンバサダーより嬉しく思い何故にドラフマンとお聞きした所、今まで色んな方が秩父に勉強に来られたそうですが、ドラフを食べた人は居ないとの事で、私が唯一の人間とのことです。感想は思いのほか甘くて美味しい。普段から全粉砕のビスケットを食べているせいか、結構個人的には気に入りました。むしろこれを焼いてチョコレート等でコーティングしたら売れると一人思っていたら、是は契約をしている農家の牛の餌に回されるとの事です・・・。
そしてドラフアウト作業ですが、ここでハスクの層の出来具合を見ることができるのですが綺麗にミルフィーユ状になっていました。ハスクの下にグリッツ、フラワーが層になっていました。ここも大切な確認工程です。そしてドラフリムーバーを回してドラフを下に置いてある容器に入れ水切りをして置いておきます。書くのは簡単ですが実際に作業をするとドラフは熱く、大変重たいので危険な作業だと思いました。
これで当日の体験記は終わりです。最後まで読んでくださりありがとうございました。書ききれていないこともありますが、本でしか知らなかった事を実際に目にすることができ、そして一日居させて頂けたお陰で確実に自分の知識として蓄えることが出来ました。当日得た知識を少しでもウィスキー愛好家に知っていただけるように頑張ります。本当に秩父蒸留所の皆様のお陰です。
ありがとうございました。
余談ですが、肥土さんに紹介して頂いた蕎麦屋さん激ウマでした。秩父に訪れるのは2度目ですがその際も駅周辺にある
蕎麦を食べ喜んでいたのですが、今回はそれ以上に美味しかったです。もちろん店名は忘れましたが(笑)。肥土さんは大の蕎麦すきで、秩父にある殆どの蕎麦屋を回ったそうです。(笑
終電まで時間が有ったので皆さんが良く行かれるバー チェアリーさんも立ち寄らせて頂きました。やはり、秩父蒸留所のお膝元 イチローズモルトが沢山並んでいたのと、レアボトルがチラホラ目に留まりました。 ダンピーボウモア等が平然と並んでいました。此方では大好きなジントニックとスケアクロウを頂いたのですが、途中、前日寝ていなかった事もあり居眠りをしてしまいました。店主のYさんすいませんでした。肥土さんから「スケアクロウは某有名歌手のCDジャケットにも採用されているのですよ」とか「合計4回しか流れなかったのにも関わらず2パターンもCMが作られたのですよ」などの話を聞きました。
近い内に再び蒸留所に行かせて頂くと思いますので、その節は、宜しくお願い致します。また秩父に訪れる楽しみが又一つ増えました。ありがとうございました。
アイラバー東京
浅井雅史
---------------------------------------
快く転載を許可して頂いた浅井氏に感謝いたします。
2008年06月23日
秩父蒸留所体験記2(転載)
ここで一旦スチルに移動をしました。ここではスチルマンの渡部さんに色々教えて頂きました。スチルの大きさが初・再留釜共に大きさが2000L、加熱方法は、スチームコイル、冷却装置は、コンデンサータイプです。
スチルのマンホールにはすでにウォッシュが充填されていて、エールビールに似た麦の甘い香りがしました。
そしてコンデンサーの説明をして頂きました。コンデンサーはシェルアンドチューブ方式を使用、コンデンサー内を水が入ったチューブが入っているのですが、水が入る所と出る所に温度計が付いています。当日のイン側の温度は22℃ この温度は季節により変動します。アウト側の温度は54℃ ここで肥土さんが面白い事を教えて下さいました。コンデンサーの冷却温度はある程度は任意で調整が出来、その際にイン側に入れる水量を上げればコンデンサー内は冷え重たい酒質に仕上がり、逆にあんまり温度を下げないとライトな酒質になる傾向との事です。境界線は、大体50℃で下回るとヘビー傾向、上回るとライト傾向。
蒸留とはスチルの形や大きさ、加熱方法だけではなく、コンデンサーの温度も影響すると初めて知りビックリしました。あとコンデンサーに使用した水は捨てるのではなく、そのまま仕込み水に使用するとの事です。
水の温度が上がっているためマッシュタン用にぴったりで、また、そのまま流す事をしない為自然環境にも優しく一石二鳥です。
そして特に初留で気をつけるポイントは「突佛」との事です。初留釜にはウォッシュが充填されますが、ウォッシュは、ろ過することなく釜に入れるため、固形分を多く含み泡が非常に立ちます。釜の温度が上がってくると、泡は急激に上がってくる為、スチームコイルに通している蒸気量を一気に落としても泡が収まらずに、その泡がコンデンサーに入ると非常に金属的な味わいになるとの事です。そして再留をしてもその味わいは中々取り除くことが出来ないとの事です。今ではスチルに付けられている温度計やスピリッツセイフに付けられている器具等で兆候が分かるから事前に釜の温度調整をする事により防ぐ事が可能なったとの事です。余談ですが、これは「突沸」をしたニューポットは、飲んだ人にしか分からない可能性が高いそうです。某有名蒸留所のニューポットに同じ味を感じた事があるそうです。
そして再度、門間さんの所へ、丁度三回目のお湯を加えている段階で、ここではお湯の温度が一気に上がり90℃でした。これは残った糖分を引き出す為、高温の方が糖分を得やすいからだと思います。そして、その間に色々聞かせて頂きました。まず、秩父蒸留所で大切な道具、ミル、ウォッシュバック、ポットスチルがオーダーメイド。もちろん、マッシュタンもスコットランドのローゼスに会社を構えるフォーサイス社にオーダーをして新品を作って貰ったそうですが、当初蓋付のマッシュタンを依頼したら非常に高かったそうで蓋はスタッフが自作した物を使っていますと言っていました。それを聞いていい意味でのアットホームな蒸留所で親しみがわきやすいなと思っていたら、「ただ蓋が熱で反るので、そろそろ新しく作らないといけないのですよ。」と門間さんが笑いながら話してくれました。そして門間さんが一番麦汁と2番麦汁を合わせたワートを冷やした状態で用意してくれました。色合いは黄濁していて甘く優しい香りがしていました。さっきより、冷たい為、より美味しく感じました。あとで冗談半分に「これをチェーサーにしてモルトを飲んでみたいです。」と話したところ「売れませんよ。」と言われました。(笑
この三回目のワートは次の日の仕込みに使用されるのですが、ここで取れたワートの量は日によって若干違うそうです。なぜなら、ドラフに吸収される水分量が品種によって違うからとの事です。あとは取れたワートの糖度が違う事によりワートの粘度が違うから、暖かいとワートは、さらりしているが、冷えると糖度が有る分ベトつくとの事です。
そして、3番麦汁は翌日しか使用することが出来ないとの事です。
理由は2つ。
1 雑菌が繁殖する可能性が高い
2 仕込むのに最適な温度から下がってしまうから
大体翌日なら60℃前後に下がっているとの事です。
ここでマッシュタンの周りが銀色の何かで巻かれているので、是を聞いた所、マッシュタンの保温性を上げるために巻いたとの事です。全てを手探りでドンドン改良して行く事により、よりよいウィスキーが出来ると肥土さんが教えて下さいました。
そして再度スチルへ。すでに蒸留は始まっていましたが、思いのほかスチル周辺の温度が高くないと思いました。2週間前に行った白州蒸留所では当日は蒸留をしていないのにも関わらずスチルが置いてある部屋に入った瞬間に暑いと思ったのに、ここでは自分が近くによっても思いのほか暑くなくスチルマンの渡部さんがスチルとスチルの間で平然と立っているのでビックリしました。
そして、初留は6時間ほどかかり、釜の温度を絶えず渡部さんが細やかに調整をしていました。そして、時折コンデンサーの温度をチェックしに走っていきます。「一度蒸留を始めたらその場から離れることは許されないのですよ。」と笑いながら話して下さいました。すでに再蒸留も行なっていてミドルカットについて教えて頂きました。ポイントは3つです。
時間・度数・香味
ミドルカットの度数 以前は、70‐63度 現在は、71.5‐63度との事です。特にスコットランドとの大きな違いは、ご存知の通りスコットランドは法律によりスピリッツセイフに鍵が掛かっていますが、(注:中には鍵が掛かっていないところもあります)秩父蒸留所は日本の蒸留所なので鍵をする必要がなく、時折、グラスをいれ香味をチェックすることが可能です。これは大きな違いです。何故なら再留液はフォアショット・ミドルカット・フェインツに分けられ、ミドルカットのみを樽詰めしますが、その際に不快の香りを識別することが容易に出来るからです。そして実際に香味を調べる事により、香りが構成されている場所の由来を知ることが出来ると教えて下さいました。そして、今回は特別にフォアショット・ミドルカット・フェインツ領域を細かくスピリッツセイフから抜いて頂き、どこの香味は、どこに由来するのかを説明して頂きました。フォアショット領域では金属的な香りが特徴で、フェインツ領域ではどんよりとした、水っぽさが感じることが出来ました。ミドルカット領域では、徐々にコクが出て特徴的で大変美味しかったです。
香味をチェックした時間と度数です。
蒸留自体は9時スタートです。
1 10:00 73.4度
2 10:05 71.7度
3 10:10 71.7度
4 10:12 71.7度
5 10:27 70.4度
6 10:42 68.4度
7 10:52 66.7度
8 11:12 64.7度
9 11:30 59.9度
3番と4番が同じ度数ですが渡部さんがこの香味ならもう少しまった方が確実に良くなると言われ、少し待っただけで抜群に良くなり驚きました。そして生涯で初めてミドルカットレバーを操作しました。切り替えるだけなので誰でも出来るとは思いますが・・・
もちろんタイミングは渡部さんが教えて下さいましたので大丈夫です。 貴重な体験をありがとうございました。
そして、フェインツ領域に入ったら一気に温度を上げて蒸留をすると思っていたのですが、秩父では絶対にそういった雑な行為はしないでミドルカットをしていた温度のままじっくり時間を掛けて0度まで蒸留をするとの事です。やはり、急激に温度を変えると味わいに変化をもたらし好ましい味わいに仕上がらないからとの事です。そしてスピリッツセイフのミドルカットをする器具のみに
なぜか緑色の物体が付着していたので、是を聞いたところ、銅と脂肪酸の化合物との事です。ただ不思議なのはミドルカットの領域に入ると不思議と緑色の物体が出てこないとの事で、「フォアショットの時はたまに小石位の大きさのがコロンって出てくるのですがね。」と笑いながら話して下さいました。
当日は何度も印象に残る言葉がありました。
特に印象に残った言葉が、「僕たちは、作り手であり、研究者でもあり、ウィスキー愛好家なのですよ。だから良質なウィスキーを作るためにいかなる努力、手間も惜しみません。」
それは、どこの蒸留所も恐らく皆同じように思って作っていると思いますが、言葉で聞くとやはり、ジーンッと来ました。
続く
2008年06月23日
秩父蒸留所体験記1(転載)
mixi仲間のアサイさん(某六本木バーの店長)がベンチャーウィスキーの秩父蒸留所で一日研修をしてきたそうです。ミクシィ日記に体験記を書いてあったのを読んでおもしろかったので、本人の許可を得て転載します。
-------------------------------------
2008年6月8日
秩父蒸留所 一日体験記
最初に無理な依頼を快く受け入れて下さった株式会社ベンチャーウィスキーの肥土伊知郎様、内堀修省様、門間麻菜美様、渡部正志様にこの場をお借りして感謝致します。 ありがとうございました。
当日見た事、聞いた事を順番に書いているために作業工程が前後していますがお許し下さい。
六本木駅を始発5時9分に乗りこむ。前日仕事が終わってから仮眠することなく電車に乗り込んだが興奮のあまり寝ることが出来ませんでした。後で寝ておけば良かったと少し後悔しましたがそれはさておき目的駅の西武秩父駅に7時9分到着。
西武秩父駅に少し早く着きすぎたので秩父駅周辺をぶらぶらしていると、徒歩三分の所に「お花畑駅」と言う何とも可愛らしい駅名が目に付いたので、きっと、駅周辺は花畑があるに違いないと一人早合点をして歩いて行ったが、特に花畑はありませんでした。駅蕎麦があったのでここで朝ごはんを頂戴しました。秩父と言ったらウィスキー・蕎麦・日本酒ですよね。
駅からタクシーで20分ほど行くと右手側にキルン塔が見えてきました。場所は、みどりが丘工業団地内の一角。
まず、敷地に入ると建物が4つに分かれているのが特徴的でした。熟成庫、キルン塔、蒸留所 そして建設中の建物。ここは、事務所棟(一部をゲストスペースとして使用予定) との事です。理由は来客して下さる方も増えているのでリラックス出来る場所も有った方が良いと思い建てている最中との事です。見学に行かれる際は必ず事前に連絡が欲しいとの事です。急に来ていただいてもスタッフが少ない為対応出来ないとのことです。そして予約をして午後に来て頂けたなら肥土さん自ら案内をして頂けるとの事です。
ご存知の方も多いと思いますが、現在、秩父蒸留所で働いているスタッフは社長の肥土伊知郎さんを始め、元軽井沢に居られた内堀修省さん、ウィスキーエキスパートを持つ門間麻菜美さん、元日本酒に携わっていた渡部正志さんの4人です。
蒸留所に入ると最初の部屋が事務室で、ここで久しぶりにお会いする肥土さんが笑顔で待っていて下さいました。
正直、肥土さんとは、試飲会場等でお会いしたことしか無かったのにも関わらず此方から何度かメールを出させて頂き、無理やり一日体験をお願いしていたので、お会いするまではかなり緊張をしていましたが、優しく対応をして下さったので緊張が少しほぐれました。
8:30にスタッフMT開始、この日は内堀さんがお休み。MTでは肥土さんに前日の作業内容を報告していた。マッシュ担当の門間さんが前日の麦汁の白濁具合、温度、得られた甘さ等を自分のスケールで話され、スチルを受け持つ渡辺さんが、前日の蒸留に関するデーター、ニューポット量等を話されていた。無駄口が一切無くピーンとした空気がすでに部屋を占領していました。後で分かったのですが、秩父蒸留所では完璧に受け持つポジションをきめているそうです。
マッシュ担当が内堀さん、門間さん、スチル担当が、渡辺さん、肥土さんは、両方を担当されています。ボトリングは全員で行なうとの事です。休みは交代でとり、休まれた人の担当を肥土さんが受け持つとの事です。
早速皆さんにご挨拶をさせて頂き、作業場に入れていただく。最初に感じたことは入り口から作業場が全て見渡すことが出来、自分が今まで訪れた事がある蒸留所とは一切違った雰囲気でしたが、蒸留所特有のウィスキーの香りが充満していて、蒸留所に来たと実感しました。
最初は世界で一人しか居ないと言われる、マッシュウーマン門間さんの後を付いて歩き、マッシュタンの所まで行きました。マッシュタンは2400L、レーキが付いていないロイタータンタイプです。蓋は自家製との事です。
最初に行なった作業は、前日綺麗に洗い終えたマッシュタンに熱湯を入れ、入れ終わったら棒で底を何度も叩く。
マッシュを入れる前に叩くことにより、マッシュタンの底にあるロイター板の間の空気を抜く意味があるそうです。叩かないとハスクとロイター板との間に空気が溜まってしまい、最後に麦汁を抜く際に時間が掛かり最悪でてこない事もあるそうです。
そしてお湯を入れる理由は2つあるそうです。
1 殺菌効果
2 マッシュタンの温度を上げる
マッシュタン自体の温度が低いと、麦芽を粉砕したグリストとお湯を掛け合わしたお粥状のマッシュを入れても、グリストから染み出る糖分にとって最適の温度63.5℃にならないからだそうです。
その為その日の外気温によってマッシュタンに入れるお湯の温度を調整するそうです。簡単に言うと自分たちバーテンダーが
冷たいカクテルを作る際にグラスに氷を入れ、ステアーをしてグラスを冷やす事と同じ意味と一人納得。
そして、マッシュタンの温度が上がったら、お湯とグリストが混じった状態で投入される。初めて見るお粥状のマッシュからはシリアルコーンに似たいい香りが立ち上り始めました。一度に使われる麦芽は400kg、お湯は1600L。秩父では極力、最新の機器を使うことはなく、全てにおいてトラディショナルな人間の感覚に重点をおき、個々でもそれが行なわれていて、例えばお湯の量をセンサーで止めるのではなく、自分の感覚で止めるようです。そこで門間さんが説明をして下さいました。毎日同じ量のお湯をマッシュタンに入れているから自然にマッシュタンに線が付いてそこを判断材料にするのとの事です。
そして肝心の温度は見事に63.7℃。門間さん的には不満が残る温度だったようですが、理想の温度63.5Cプラス0.2に合わせることが出来る門間さんの力にビックリです。
そしてマッシュを入れ終わったら、マッシュタンに蓋をして30分待ちます。この待つ時間が重要な意味を持ちます。この間にグリストから糖分が出始めるのと、粉砕したハスクが麦汁を濾すろ過材になります。この待つ時間はどんな品種の麦芽を使っても30分は待つとの事です。品種によっては早く糖分が出始めるようですが、やはり、ハスクがろ過材として底に溜まっていないからとの事です。
現在秩父で使っている品種は、イギリス・オプティク種ノンピート、ドイツのブレマー種ノンピートの2種類。暫くはピートを焚いた麦芽を使う予定は無いとの事ですが、今年の八月以降にスタッフ全員でイギリスのクリスプと言うモルトスターにフロアモルティングの練習をしに行くそうで、もしかしたら来年には飯能産のピートを使った自社フロアモルティングの麦芽やピーテェッドモルトを仕込む可能性が十分あり得ると肥土さんが言っていました。
ここで30分経ったので、門間さんがアンダーバックを開け始めました。この間一切肥土さんは口を挟みませんでした。選任をしている人間に全てを任せているそうです。アンダーバックとは、ろ過をスムーズに行なう所です。もし、詰まった場合は、かき混ぜる事により解決するそうですが、質が一気に悪くなる為、絶対にしないとの事です。ゆっくり、じっくり作業をする事により、良質なウィスキーが出来上がると教えて下さいました。
そして綺麗な色をしたワートが取れ始めました。最初、白濁していて、徐々に濁りが取れてきます。そこで肥土さんにお願いをして初めてワートを飲まさせて頂きました。香りは、少し香ばしい麦 クリーム等、お湯(笑)。味わいは本当に甘く最初に連想したのはサトウキビでした。もちろん他の香味も感じましたが、それはおいておきます。後で糖度のチェックをしていました。糖度は12~13度です。
大体、全てのワートを抜き終わるまで1時間30分ほど掛かるそうです。そして、抜き終わったら再度お湯を1000L入れ、2番ワートを作ります。秩父も発酵槽に回すワートは1番目と2番目のみで、合計で三回お湯をいれますが、三回目は次の日の仕込みに廻すとの事です。仕込み水は近くに流れている荒川の水を一度沸騰させ殺菌した物を使います。一日に蒸留所で使用する水の総量は30立方~40立方との事です。やはり蒸留所は豊富に水が使えて良質な水が大切との事です。元来秩父は良質な水が産出していて蕎麦や造り酒屋で有名な町で、日本酒の秩父太郎、武甲山が有名です。
そして取れたワートをヒートエクスチェンジで20-23℃まで冷却をしますがこの際に使用する水も荒川の水です。
続く
2008年06月20日
professionalの責任
昨日、新潟は高田市から戻ってきて昼から仕事でした。移動疲れで仕事に実が入らないまま就業時間が過ぎていきました。5時半に仕事が終わり、多少の残務を整理して会社を出ました。
さて、今日はどうしたものか。このまま自宅に帰るのもさみしいしなぁ。
ということで、六本木のアイラバー東京さんへ伺いました。店長のAさんに出迎えられて、まずはハイボール。ウィスキーはお任せしたら、カティサークが出てきました。これにグレンロセスやマッカランの鼻薬を利かせて、スペシャルハイボールの出来上がり。うーん、美味。
そして、話はWP試験の結果へ、スコ文研のスコッチ通信に合格者の一覧が出ていたのを見せてもらいました。(出張続きでまだ見てなかった)今年の合格者は27名(内、女性が5名)と昨年よりも格段の合格率アップ。これは喜んで良いのか悪いのか。とにかく合格したもん勝ちということで意見が一致しました。
お店のスタッフも、来週に練馬から1名若手が移ってきて、秋のWE試験も受けるとのことでした。Aさんは若手の指導もしなければいけないということで、責任重大。練馬にもWEを受ける若手がいるので、負けるわけにはいけないらしい。そういえば、以前に練馬の店で若手二人がWEに合格したら、飲みに連れて行くと約束した(らしい)。これも責任重大。今から資金繰りをしなければ。
冗談はさておき、WPに受かったといってこれで終わった訳ではない。MW試験(Master of Whisky)は別にしても、WPに受かったからといって勉強することをやめるとどんどん知識は薄れていくし、新しい動きにも付いていけない。知識量でWE合格者に負けるわけにはいかない。そんな訳で、私は常にかばんの中にウィスキー関係の本や雑誌を必ず入れておくことにしている。暇があれば目を通して、記憶に留めておくようにするつもりである。もちろん、ウィスキーを味わって、ウィスキーを楽しむことが一番重要なことはいうまでもない。
WPはWEよりもウィスキーを楽しんでいる人種なんだと自負していたいですね。
2008年06月12日
合格通知
郵便受けにスコッチ文化研究所からの封筒が入っていた。”とうとう不合格通知が来たか・・・”と思った。
リビングのソファに座り、缶ビールを煽り、封筒を開けた。
中からは、白い紙とベージュ色の紙と返信用のハガキが一枚。ベージュの紙はサマーパーティの案内。ハガキはサマーパーティ出席の返信用ハガキ、そして残る白い紙は...
---------------------------------
ウィスキーコニサー資格認定
「ウィスキープロフェッショナル」資格認定試験合格通知
貴方は(中略) 合格されましたことをご通知申し上げます。おめでとうござい
ます。(後略)
---------------------------------
うぉーっ! う、うれしーっ!
合格できなかった方には申し訳ないのですが、本当にうれしかったんです。
昨年、不合格になってサマーパーティの授与式を見ながら悔しい思いをして、今年こそと思って勉強した割には苦戦し、今年もダメかと半ばあきらめかけ、来年のためにとまたウィスキー関係の書物をまた読み始めていた。その矢先の通知でした。
応援して頂いた方々、ありがとうございました。
2008年05月21日
WP試験顛末記
まずは、受験前の1週間の動向について。
5月10日(土) 会社のゴルフコンペ(因みにワーストスコアを叩き出した)
5月11日(日) 筋肉痛にて、WE用テキストを読みながら休憩(世が世なら目黒でポートエレンを飲んでいたはず)
5月12日(月) 目黒マッシュタンにてポートエレン試飲会の余りを頂く(ちゃんと全アイテムを頂きました)
5月13日(火) 15日(木)までひたすら試験勉強
5月16日(金) 六本木アイラバー東京にて官能試験の練習(スタンダードを中心に飲む)
グレンリベット12年、ブレンモーレンジ・オリジナル、マッカラン12年、クラガンモア12年
ブラックブッシュ、レッドブレスト12年、グレンドロナック12年、後は忘れた。
5月17日(土) ひたすら試験勉強、WE用テキスト読破、改訂版モルトウィスキー大全読破
そして、試験当日...
07時 起床、朝風呂でさっぱり
08時 自宅を出発、電車ないでモルト大全を再読
09時 飯田橋到着、駅前のマックで軽く朝食、モルト大全を確認
10時 マックを後にしてレインボーホールへ向かう、レインボーホールにて生理現象を済ます
10時半 会場入り、WE用テキストを確認
11時 試験開始
ばっちり、あれ、うーん、カリカリ、ごしごし。
12時25分 鳥井信治郎、埼玉県、兵庫県
12時30分 試験終了
12時40分 土屋さん「GIANさん、どうだった」、GIAN「去年よりはできたと思いますが...」
13時30分 昼食(刺身定食:味は???)を終え会場へ向かう
14時 官能試験
バニラ、溶剤、バニラ、ピート、??????????
15時 試験終了 「はぁー」
試験終了後、アイラバー東京のA氏らとイタリアンレストランでビール&ピザで反省会&非難(矛先はもちろんT氏)。そして合格をお互いに期待して解散し、私は無路良のY氏とともに行動しました。とりあえず、Y氏につきあってホテルにチェックインし、反省会でごいっしょしたもるとや江古田店へ。ここでも試験の話は尽きない。
江古田店を出た後、Y氏の希望で別の店へ行く予定だったが、試験終了で緊張が解けたのか、一気に酔いが回りギブアップ、新宿で別れて私だけ帰宅しました。帰宅後にいつも通り爆睡したのは言うまでもありません。
試験の〇〇〇通知が来るまでは、いつもの通りにウィスキーを楽しんで過ごしましょう。
今日もグレンリベットの18年が私のお供です。
2008年05月06日
実家のウィスキーキャット
実家では、三毛猫を飼っている。実はこの三毛猫、私が生まれた時に飼っていた三毛猫の子孫なのである。それもずーっと三毛猫ばかりを飼っている。多い時には3匹の三毛猫が家で走り回っていた。昔は今程、ペットの行動にうるさくなかった。特に猫なんかは放し飼いが当たり前だったから、家猫も昼夜を問わず走り回り、お腹が減ると帰ってきた。時々、鼠を捕まえたりもした。
今年の正月には、タマの他にもう一匹、タマの親猫であるハナがいた。僕にはなかなか懐いてくれない猫だった。このGWに実家に帰るとハナはいなかった。一か月前に遊びに行ったきり帰ってきてないということだった。だれかに連れて行かれたのか、事故に遭ったのか、それとも死期を悟って(ハナは10歳を超えていた)出て行ったのか、今となっては推測でしかない。両親は時折、ハナの名前を呼んでいるが、帰ってくる気配はない。それと前後するように、タマのお腹が大きくなってきたそうだ。僕が実家にいる間に3匹の子猫を産んだようだ。まだどんな模様の猫なのかはわからないがきっと三毛猫が混じっているに違いない。お盆にまた実家に帰った時には、ハナといっしょに元気に走り回っている三毛猫がいるに違いない。
スコットランドにはウィスキーキャットの話題がいくつかあるが、今はほとんどいないようだ。ハイランドパークのウィスキーキャットも2匹とも亡くなったという話を聞いている。しかし、実家のウィスキーキャットは今も元気に走り回っている。実家に帰ると猫を膝に抱えながらウィスキーを飲むことが楽しみである。両親共々、長生きしてほしいものである。
2008年05月04日
訃報、ロマノ・レーヴィ氏

とある筋からロマノ・レーヴィ氏の訃報を聞いた。ご存知の通り、ロマノ氏(愛情と尊敬をこめてロマノじいちゃんと呼びたい)は、手作りグラッパ職人で手書きのなんとも可愛いラベルで有名な方である。グラッパ造りの手法も、伝統をかたくなに守り続けている。それもそのはず、ロマノじいちゃんは誰あろう自分のためにグラッパを作り、人生を楽しんでいるのです。自分の腕と感性を信じ、楽しい人生を送るために自然の中でグラッパを醸す。亡くなったロマノじいちゃんは人生を謳歌して旅立った。そう思いたいです。これからは、グラッパの天使になって若いグラッパ造りの醸した樽を味見して回るのでしょうか。
さようなら、ロマノじいちゃん。
2008年04月28日
Y氏、楽天ラウンジに登場
話は変わって、Y氏のブログと楽天ラウンジを見比べて気がついたのだが、Y氏のブログでは、プロフィールの写真が顔なしの上半身だけであるのに比べ、楽天ラウンジでは、顔の写真のみ。ブログで顔が無いのは謎めいてていいなあと思っていたら、一転してそのイケメンぶりを披露となった。これでまた女性ファンが増えるだろうなあとちょっと嫉妬するGIANであった。
2007年06月08日
うーん、残念、やっぱりだめだったか
それでこの日はモルトラリーをするのとA氏を慰めに行くために練馬へ向かった。モルトラリーは2セットこなし、その他に飲んだのは、スコモルのグレンリベットとVMのグレンアルビン、そしてコニサーズ・チョイスのミルバーンである。スコモルのリベットは以前開栓仕立てのを飲んだので、状態が変わっているのを楽しみにしていた。見事に開いていて、非常にうまかった。こんなリベットなら買いかなあと思う。グレンアルビンとミルバーンはモルトラリーに出てきたものの復習である。改めて飲むとやはり旨い。
さて、ウィスキープロフェッショナル試験に話を戻すと、A君は落ちたが、Sさんは受かったようでした。点数の確認をしていたところ、それほど二人に差はない様子。うーん、これからの仕事に響かないといいが。
私はというと、練馬から帰り、DMで一杯の郵便受けを漁り、白地にスコ文研のマークの入った封書を発見。中にはいっていた一枚の紙を開くと、
「...残念ながら不合格と判定されましたことを通知申し上げます...」
という文面で視線が止まった。そして深いため息、「やっぱりだめだったか」。
一応、点数らしきものが書いてあった。官能試験は平均点よりもずっとよかったので官能試験はまあまあの出来だったようだ。悲惨なのは筆記試験、100点満点中の半分くらい。思ったより時間煮余裕がなかったのと、勘違いが多かった事で筆記試験の結果は予想されていたが、やはり散々な結果。しかし、官能試験が思ったより出来ていたので、今度はもっと早くから勉強を積み重ねて頑張るしかないね。来年こそは合格して、銀のバッチをもらいたい。
ウィスキープロフェッショナル試験奮戦記なるカテゴリーを作ろうかな。
2007年05月20日
試験なんか大嫌いだ~!
普段どおりに6時起床、恵比寿に着いたのは8時半過ぎ。試験までたっぷり二時間はある。まずは駅ビルのスターバックスで朝御飯。良い天気だなあ。良い試験日和だなあ。この時はまだ余裕だった。9時を過ぎたところでチュリーズへ移動。コーヒーを飲みながら最後の足掻きを始める。9時半ごろに鹿島のAさんが同じ店に入ってきた。挨拶もそこそこにすぐまたあがき始める。隣の席でAさんも朝食をぱくつきながらテキストを読んでいた。
10時半少し前に、会場へ向かう。会場のあるビルに入ったとたん湿布薬のにおいがプンプン。なんと社交ダンスの大会が開かれていた。派手な化粧と派手な衣装で練習していた。我々の試験会場は4階。エスカレーターを降りると、大きな張り紙に「ダンスの練習をしないで下さい」。確かに、湿布薬プンプンで練習されたらたまらない。
試験会場に入り、席に着く。オリエンテーションが始まる10時50分まではさらに足掻く。オリエンテーションが始まり、フィンガルの谷嶋さんが説明をし、試験開始を待つ。
試験開始。試験問題については言いたい事がたくさんあるんだけど、今になっては言い訳にしかならないのでここには書かない。只ひとつだけ、時間が足りなかった。同じ試験を受けた64人の受験生、皆同じ思いだったと思う。12時30分に筆記試験終了。とりあえず、まだ喫茶店で時間をつぶす。軽くサンドイッチをお腹に入れるが、後はひたすら平静を装う。
さあ、午後の官能試験の開始。会場には4つのアイテムが並んでいた。解答用紙が配られ、
試験が始まる。色、清澄度、そして粘性。ここはいい。アロマとフレーバー、これでもかと選択肢があり、その中から10個選択せよとのこと。6,7個は埋まったが、後の3個が埋まらない。どうしよう。しかも、その他に特徴を記述せよとかブランド名を書けとか。試験時間1時間で4アイテムはきつい。しかも、4つのうちシングルモルトではないものが少なくとも1つ以上は入っていたと私は思った。シングルモルト以外のウィスキー(ジャパニーズは別)をテイスティングなんてした事ない! その銘柄なんてどうしろって言うの。自分が如何にいい加減にテイスティングしていたのかが暴かれるようだ。
とにかく、4アイテムと1時間格闘し、試験が終わる。只只、自己嫌悪。高い授業料だったなあと思う。帰りがけに土屋さんに一言、「来年もよろしくお願いしまーす」。まさしく、本音である。
試験の後は、マッシュタンの宴会に望む。時間があるので目黒のマックで一休み。マッシュタンに入ってもしばらくモルトに手をつける気が起こらない。とりあえずビールでお休み。参加者がそろった頃にやっと飲む気になってきた。そこはそれ、さすがはマッシュタン。飲み始めればおいしそうなのがそろっている。地雷系もあることはあるのだが、それもいと楽し。試験の愚痴も飛び出しながら、アブサン攻撃には参加しないようにして、第一部の閉幕を向かえる。さすがに、酔いが激しい。朝も早かったので早々に引き上げて家路へ向かう。
自宅に着いたのは8時過ぎなのに、眠くて仕方がない。ざーっとシャワーを浴びてミネラルウォーターを一気飲みし、そのままベッドに倒れこむ。さすがにそのころには試験の事など忘れていた。明日からはフツーのモルト好きでいよーっと。
2007年04月17日
WPへ向けて
別に、受験は嘘でしたという訳ではなく、単純にいろんな意味で忙しく、つい申請書を書いていなかっただけである。実際、届いているはずの受験要項を探し出すのに、先日の日曜日、半日使ってしまった。受験申請に必要なのは、受験申請書と証明写真と、受験費用の振込み証明。まず、月曜日の朝、最寄り駅にあった証明写真用ブースで証明写真を取る。6枚綴りで700円。普通、証明写真として使うのは2枚か3枚なのに、何故6枚綴りなんだろう。まあ、6枚が3枚とか4枚になったとしても、料金が半額になるとは思えないが、いつも使った残りを取っておいても、なくしてしまったり有効期限が合わなくて取り直すのが関の山。わざわざゴミを買っているようで釈然としない。でも、しょうがなく相変わらず写りの悪い自分の顔に幻滅しながら写真を撮る。
会社に行って昼休みに受験申請書に必要事項を書き込み、写真を貼る。次は受験費用の振込み、ネットで振り込めが簡単だったんだが、申請書に貼り付ける証明書がない。一応ATMのレシートのコピーを貼り付けるようになっているので、本日久しぶりに銀行のATMで振込みをする。コピーをするのは面倒だったので、そのままレシートを貼り付けてしまう。後は、返信用の封筒に切手を貼って投函するだけ、と思ったら大事な所が抜けていた。受験資格の一つであるウィスキーエキスパートの登録Noである。認定証は自宅のダンボールのどこかにあるはずだが、今はわからない。それで早速スコ文研のI嬢にヘルプの電話をかけ、登録Noを聞いた。簡単に教えてくれたのでほっとして、申請書に記入し、投函完了。
後は、5月10日までに受験票が送られてくるはずなのでそれまで待つことに。受験日まであと1ヶ月ちょっと。毎日、ウィスキーエキスパート用のテキストとスコッチランドの地図を眺め、ウィスキーをグラスに注いで官能訓練。合格するとは思っていないんだけど、取り合えずやれることはやっておかないと後悔するから。合格発表は試験実施後1ヶ月くらいということですから。今から2ヵ月後に、良しにつけ悪しきにつけ、しっかりご報告いたします。
目指せ、ウィスキープロフェッショナル!!
2007年04月08日
ウィスキープロフェッショナル試験対策講座
このブログをご覧になっている方は知っている方も多いと思いますが、私の所属するスコッチ文化研究所(以下、スコ文研と称す)では、この5月にウィスキーコニサー資格認定ウィスキープロフェッショナル試験が行われます。スコ文研では、2004年よりウィスキーコニサー認定資格を設けました。この資格はレベルによって3段階あり、ウィスキーエキスパート(WE)、ウィスキープロフェッショナル(WP)、マスター・オブ・ウィスキー(MW)となっています。今回のWP資格試験の受験資格はWEの有資格者となっています。私は2004年にWE資格を取りました。それで、今回WP資格へ挑戦することにしました。
7日は、恵比寿のイベントホールで試験の対策講座が開かれ、受験予定者を含め約100名強の方が集まりました。土曜日というのに朝9時半から夕方16時半までの長丁場です。講座内容は4時限に分かれており、最初はスコッチウィスキーの歴史、次がスコッチウィスキーの製造、3番目がアメリカンとカナディアンの歴史と製造、そして最後がテイスティングです。WE資格試験は選択式の筆記試験だったのですが、WPでは記述式と官能試験(テイスティング)が加わって難易度アップです。最初に土屋守スコ文研代表から試験について説明がありましたが、WPは五大ウィスキーに関する知識はもちろんの事、業界の時事情報にもアンテナを張っていなくてはいけないし、ウィスキーを飲む人に明確なアドバイスができるようウィスキーの味わいについて表現ができる事が必要だそうです。大学で化学を専攻した私はウィスキーの製法は理解しやすい分野ですが、歴史や蒸留所の情報を覚えるのは大変そうです。土屋代表曰く、現在稼動しているスコッチの全蒸留所についてその名称と場所を記憶するのは当たり前だそうです。また、主要蒸留所の特徴も知っておいて然るべきと言うことですので、壁にスコットランドの地図を張って覚えなくてはいけませんね。
さて、歴史や製法の講義の後はいよいよテイスティングの講義。スコ文研の試飲会は何度も参加しているのでやり方自体は問題ないのですが、試験のポイントが何なのか気になるところでした。まずは色、そしてアロマ、フレーバー、余韻と順に感じた事を記録していきます。とにかく感じた香りや味をどんどん記録した方がいいそうですね。確かに、試飲会なんかでは感じたものをストレートに表現した方が伝わるしかっこいい、言った者勝ちというところです。そして、最後に総合評価。これは試飲したウィスキーの全体的なイメージやセールスポイントを答えるようなものでした。講義ではその他にブランド名は何かを考えさせられました。今回の講義での試飲は2アイテム。正解から言うと2アイテムはグレンリベット12年とマッカラン12年だったんですが、最初のグレンリベットはわかりませんでした。バニラ香やフルーツ、花の香りなど優しい穏やかな香りはバランスが良く飲みやすい味でスペイサイドであることはわかるのですが、蒸留所名が出てこない。スペイサイドと思っていても「これ、グレンモーレンジかな」なんて思ったりもしました。グレンリベットと聞いてびっくり、グレンリベットのオフィシャルって意外と旨いんだといまさらながらに感心した次第です。ただ一つ目がわかると二つ目は簡単でした。グレンリベットより若干濃い目の色合い、シェリー樽由来の香り、しかしバランスのいいスペイサイド。となるとすぐ思い浮かぶのはマッカランでした。なんとかWE資格者の面目躍如といったところでしょうか。
最後のテイスティングで一日の講座は終了しましたが、試験までの一月半は、歴史や製法の勉強に加えて、毎日テイスティングのトレーニングをしなければとつくづく思いました。特に、オフィシャルの味わいに疎くなっている事はよくない事です。オフィシャルの主要銘柄の味わい位はきっちり抑えなければと思います。という事で、オフィシャルの訓練にぴったりなお店へこの日行くことにしました。その話は、別途書きたいと思います。






