2005年07月17日
TWW第2号テイスティング会(その2)
日記その2、ここではテイスティングノートをまとめて記載する。
が、その前に、私の点数の付け方を記載します。テイスティングは5項目に分けて1項目10点(0.5点刻み)で採点します。項目は、フレーバー(FR)、アロマ(A)、フィニッシュ(FI)、バランス(B)、嗜好(FV)の5つです。嗜好は、自分の好みに合うかどうかで点数を調整します。満点で50点ですが、一応100点満点の方が何かと便利なので2倍にして100点満点で評価することとします。ここの点数は、FR,A,FI,B,FVの順に表記します。
1)Glenmorangie 30年(84点:9+8.5+8+8.5+8)
シトラス系のフルーティさとシェリー樽、そしてピートとスモークが薫る。樽由来の甘さが綿菓子のようで、最初のテイスティングアイテムとしては少し甘すぎるような気がしたが、やがて軽い渋味や旨味に変っていく。フィニッシュもそこそこ長く甘味が後を引く。さすがモーレンジと言う感じだが...
2)エンシェントクラン(72点:7.5+7+6.5+7+7)
宝酒造が出したエコノミータイプのブレンドということのようです。長熟のモルトに飲んだためかいきなりのグレーン香に驚きを隠せなかった。ここはすこし慎重にテイスティングを。スッキリした甘味を醸すエステリーな香り、加水した方が香りは華やぐようだ。飲むとやはりグレーンが溶剤っぽく感じられ、もさっとした味わい、加水すると苦味が出てくるのが難点。
3)アンティクァリー12年(77点:8+8+7+7.5+8)
盛るとの比率が結構高め、シェリーの樽香?があり、フルーティでひかえめにグレーンがエステリーに薫る。加水するとエステリーな感じが目立ってくる。加水しない方が良いかな。度数の割りにドライな感じで香りよりも味わいにグレーンを感じるが慣れてくると良いモルトの味わい分かり、余韻もブレンドの割りに長く楽しめる。バランスもいい。
4)フェイマスグラウスビンテージモルト1989(81点:8.5+8+7.5+8+8.5)
本日のお気に入り第1号。ピーティでフルーティで、程よいシェリーで、プラムや青リンゴの酸味、蜂蜜が感じられ実に楽しい。味わいは軽い甘さ、旨味、スパイスが感じられ、ドライなフィニッシュが残るが香りに多少負けてる感じがするが、バッテッドとしては非常に美味しい。
5)シグナトリーリンリスゴウ1975(78点:8+7.5+7.5+8+8)
フェイマスグラウスの後だったこともあり、少しおとなしく感じたが、もう少し時間を掛けてテイスティングしたら点数も上がったかもしれない。香りはフルーティでエステリー、最初は溶剤っぽさとフルーティさが微妙だなと感じたが、少し置いておくとフルーティさが増してきて加水するとさらに香が開くようだ。飲むと、甘味が程よい苦味を伴ってきてスパイシーな旨味に変って行く。フィニッシュも良い感じだ。できれば手に入れたい一本だ。
6)グレンミル12年(75点:8+7+7.5*7+8)
利いたことの無い蒸留所だと思っていたら実はベンネビスだそうだ。ちょっと調べてみたい銘柄だ。香りは熟したフルーツ、トロピカル系やレモンのかんじがした。ただ加水するとだれてしまうようで残念。飲むと香りに比べて優しいと言うか平板な感じがして、深みに掛ける気もするがじっくり味わうと旨味がでてくるし、フィニッシュがフルーティだったりもする。気になる一本。
7)ミッシェルクープレイズ・クリアラック(69点:7.5+7+7+7+6)
クリアラックとはスピリッツのことらしい。熟成は4年とのこと。香りはモルティでエステリー、ミューポットのような感じもする。バクダンという米菓子
を思い浮かべた。飲んでも変なモルティさが残り、綿あめの出来損ないと言う感じ。うーん、評価しにくい。
8)ベンローマック1069(78点:8+7.5+7.5+8+8)
お気に入り第2号。ピーティなんだがとてもクリアな香りで品のいいてエステル香がフルーティさを醸している。口に含んでもピーティな感じが広がり、甘味が旨味となって長く余韻が続く。雑味がすくなくクリアなバランス。ただ仮睡はしない方が良いかも。
この後の3アイテムは正直テイスティングの部類ではないただの味見である。
9)ジョンミルロイ・ドラムハウス12年(72点:7+7.5+7+7.5+7)
鼻が利かない、味が分からない。バッテッドなんだけどローランドやグレーンのような酸味を伴ったエステリーな香しか感じられなかった。鯵もスパイシーでピーティでシェリーでとだけメモしてある。
10)BR ハイランドパーク1988(70点:7+7+7+7+7)
もう点数は意味なし。バリバリのシェリー樽ものとしか言いようが無い。MUNEさんと長官の点数の差がすべてを物語っているような気もする。因みに私も最近はバリバリのシェリーは苦手である。
11)シールダイグ・アイラ12年(78点:8+8+7.5+8+8)
バリバリシェリーの後のスモキーアイラだけに、自然と点数が高くなった。厳密な店ではないが傾向はありそうだ。うまいラガヴァーリンである。
以上、15日のテイスティング結果である。スコ文研に提出するときは点数がスこち違うかもしれない。
が、その前に、私の点数の付け方を記載します。テイスティングは5項目に分けて1項目10点(0.5点刻み)で採点します。項目は、フレーバー(FR)、アロマ(A)、フィニッシュ(FI)、バランス(B)、嗜好(FV)の5つです。嗜好は、自分の好みに合うかどうかで点数を調整します。満点で50点ですが、一応100点満点の方が何かと便利なので2倍にして100点満点で評価することとします。ここの点数は、FR,A,FI,B,FVの順に表記します。
1)Glenmorangie 30年(84点:9+8.5+8+8.5+8)
シトラス系のフルーティさとシェリー樽、そしてピートとスモークが薫る。樽由来の甘さが綿菓子のようで、最初のテイスティングアイテムとしては少し甘すぎるような気がしたが、やがて軽い渋味や旨味に変っていく。フィニッシュもそこそこ長く甘味が後を引く。さすがモーレンジと言う感じだが...
2)エンシェントクラン(72点:7.5+7+6.5+7+7)
宝酒造が出したエコノミータイプのブレンドということのようです。長熟のモルトに飲んだためかいきなりのグレーン香に驚きを隠せなかった。ここはすこし慎重にテイスティングを。スッキリした甘味を醸すエステリーな香り、加水した方が香りは華やぐようだ。飲むとやはりグレーンが溶剤っぽく感じられ、もさっとした味わい、加水すると苦味が出てくるのが難点。
3)アンティクァリー12年(77点:8+8+7+7.5+8)
盛るとの比率が結構高め、シェリーの樽香?があり、フルーティでひかえめにグレーンがエステリーに薫る。加水するとエステリーな感じが目立ってくる。加水しない方が良いかな。度数の割りにドライな感じで香りよりも味わいにグレーンを感じるが慣れてくると良いモルトの味わい分かり、余韻もブレンドの割りに長く楽しめる。バランスもいい。
4)フェイマスグラウスビンテージモルト1989(81点:8.5+8+7.5+8+8.5)
本日のお気に入り第1号。ピーティでフルーティで、程よいシェリーで、プラムや青リンゴの酸味、蜂蜜が感じられ実に楽しい。味わいは軽い甘さ、旨味、スパイスが感じられ、ドライなフィニッシュが残るが香りに多少負けてる感じがするが、バッテッドとしては非常に美味しい。
5)シグナトリーリンリスゴウ1975(78点:8+7.5+7.5+8+8)
フェイマスグラウスの後だったこともあり、少しおとなしく感じたが、もう少し時間を掛けてテイスティングしたら点数も上がったかもしれない。香りはフルーティでエステリー、最初は溶剤っぽさとフルーティさが微妙だなと感じたが、少し置いておくとフルーティさが増してきて加水するとさらに香が開くようだ。飲むと、甘味が程よい苦味を伴ってきてスパイシーな旨味に変って行く。フィニッシュも良い感じだ。できれば手に入れたい一本だ。
6)グレンミル12年(75点:8+7+7.5*7+8)
利いたことの無い蒸留所だと思っていたら実はベンネビスだそうだ。ちょっと調べてみたい銘柄だ。香りは熟したフルーツ、トロピカル系やレモンのかんじがした。ただ加水するとだれてしまうようで残念。飲むと香りに比べて優しいと言うか平板な感じがして、深みに掛ける気もするがじっくり味わうと旨味がでてくるし、フィニッシュがフルーティだったりもする。気になる一本。
7)ミッシェルクープレイズ・クリアラック(69点:7.5+7+7+7+6)
クリアラックとはスピリッツのことらしい。熟成は4年とのこと。香りはモルティでエステリー、ミューポットのような感じもする。バクダンという米菓子
を思い浮かべた。飲んでも変なモルティさが残り、綿あめの出来損ないと言う感じ。うーん、評価しにくい。
8)ベンローマック1069(78点:8+7.5+7.5+8+8)
お気に入り第2号。ピーティなんだがとてもクリアな香りで品のいいてエステル香がフルーティさを醸している。口に含んでもピーティな感じが広がり、甘味が旨味となって長く余韻が続く。雑味がすくなくクリアなバランス。ただ仮睡はしない方が良いかも。
この後の3アイテムは正直テイスティングの部類ではないただの味見である。
9)ジョンミルロイ・ドラムハウス12年(72点:7+7.5+7+7.5+7)
鼻が利かない、味が分からない。バッテッドなんだけどローランドやグレーンのような酸味を伴ったエステリーな香しか感じられなかった。鯵もスパイシーでピーティでシェリーでとだけメモしてある。
10)BR ハイランドパーク1988(70点:7+7+7+7+7)
もう点数は意味なし。バリバリのシェリー樽ものとしか言いようが無い。MUNEさんと長官の点数の差がすべてを物語っているような気もする。因みに私も最近はバリバリのシェリーは苦手である。
11)シールダイグ・アイラ12年(78点:8+8+7.5+8+8)
バリバリシェリーの後のスモキーアイラだけに、自然と点数が高くなった。厳密な店ではないが傾向はありそうだ。うまいラガヴァーリンである。
以上、15日のテイスティング結果である。スコ文研に提出するときは点数がスこち違うかもしれない。
2005年07月17日
TWW第2号テイスティング会(その1)
2005/07/16 午後2時 スコ文研にて
この日は、The Whisky World誌の人気コーナー(だよね)であるThe Tastingで取り上げられているWhiskyの内、第2号のスコッチウィスキー24アイテムから23アイテム(インチモーン以外)が揃えられ、テイスティング会が行われた。午後2時からの第一部と午後4時からの第二部に分かれてそれぞれ7名ずつ、合計14名の参加であった。
私が参加した第一部には、モルトハウスアイラの鈴木さんなど落ち着いた雰囲気の方々が揃った様だ。因みにこの日は、土屋氏は居らず、岩楯さんと植竹さんの二人だけだった。
開始5分前に会場到着、時間になると早速始まったが、まずは強制的にグレンモーレンジ30年が出てきた。どうせ皆飲むだろうと言うことで最初にサーブsれたようだ。後は、各々飲みたい物を指定してテイスティングする。一人3個までグラスキープしてよいことになっていた。隣の鈴木さんは、採点表の順番に頼んでいた。どうやら23アイテム全部テイスティングするつもりらしい。(
実際には20アイテムくらいで時間切れだったようだが、さすがプロである)私はというと、事前に飲む順番を決めていて目標は11アイテムのテイスティング。そこまでいけるかどうか分からない。数もそうだけどやっぱり楽しみたいという気も多かった。
何とか11アイテムを試してみたが、実際に満足なテイスティングができたのは8アイテムだった。最初は、2,3口でけりをつけようと思っていたのだが、途中で気に入ったボトルはどうしても飲み干してしまい、それが後半に響き、
9アイテム目からは、殆んど鼻が利かなかった。
日記が長くなりそうなのでテイスティングノート自体は、その2に新たに書くこととして、全体の雰囲気だけをしたためてみました。
この日は、The Whisky World誌の人気コーナー(だよね)であるThe Tastingで取り上げられているWhiskyの内、第2号のスコッチウィスキー24アイテムから23アイテム(インチモーン以外)が揃えられ、テイスティング会が行われた。午後2時からの第一部と午後4時からの第二部に分かれてそれぞれ7名ずつ、合計14名の参加であった。
私が参加した第一部には、モルトハウスアイラの鈴木さんなど落ち着いた雰囲気の方々が揃った様だ。因みにこの日は、土屋氏は居らず、岩楯さんと植竹さんの二人だけだった。
開始5分前に会場到着、時間になると早速始まったが、まずは強制的にグレンモーレンジ30年が出てきた。どうせ皆飲むだろうと言うことで最初にサーブsれたようだ。後は、各々飲みたい物を指定してテイスティングする。一人3個までグラスキープしてよいことになっていた。隣の鈴木さんは、採点表の順番に頼んでいた。どうやら23アイテム全部テイスティングするつもりらしい。(
実際には20アイテムくらいで時間切れだったようだが、さすがプロである)私はというと、事前に飲む順番を決めていて目標は11アイテムのテイスティング。そこまでいけるかどうか分からない。数もそうだけどやっぱり楽しみたいという気も多かった。
何とか11アイテムを試してみたが、実際に満足なテイスティングができたのは8アイテムだった。最初は、2,3口でけりをつけようと思っていたのだが、途中で気に入ったボトルはどうしても飲み干してしまい、それが後半に響き、
9アイテム目からは、殆んど鼻が利かなかった。
日記が長くなりそうなのでテイスティングノート自体は、その2に新たに書くこととして、全体の雰囲気だけをしたためてみました。
2005年07月10日
ハイランドパーク垂直テイスティング
2005年7月9日(土) 午後2時30分から Bar Fingalにて
スコ文研主催のハイランドパーク垂直テイスティングが開催された。
テイスティングアイテムは、以下の6種。
(1)Highland Park 12yo OB
(2)Highland Park 18yo OB
(3)Highland Park 25yo OB
(4)Highland Park Bicentenary 1977
(5)Highland Park Online Tasting 1974
(6)Highland Park 1958 40yo
午後2時半、夕方から雨との予報であったが、まだ強い日差しが神楽坂を照らしていた。汗を拭きながら会場であるFingalの前へ近づくと鹿島のÅさんと出会う。こんちは、とあいさつもそこそこに店の中へ。店の中はクーラーが効いており、汗がすっと引いてきた。スコ文研のI女史に会費を払い、カウンターに陣取り、テイスティングマットに目をやる。カウンターの中央にはスライドの映写機が据えてあり、準備万端整っていた。
やがて、一つ目のアイテム(12年)が配られ、土屋氏の口上があって、12年ものを飲みながら、オークニー島のスライドの説明が始まった。どれも見たことのあるスライドではあったが、ハイランドパークを片手に見るスライドはスコットランドに行った事の無い私でもはるかオークニー島に連れて行ってくっれた。
さて、ハイランドパークは現在もフロアモルティングを行っている数少ない蒸留所の一つであるが、自前のモルティングだけでは足りず、同じエドリントングループであるタムデューからノンピートのモルトを調達し自前のピーテッドモルトとブレンドして使っている。そんな話を聞きながら1杯目のアイテムが飲み干され、次々とアイテムが配られた、最後の19958を除いて。
ここで、(1)から(5)までのテイスティングノートと点数を記録する。点数は、香り、味わい、余韻、バランス、好みを各10点でつけた合計50点満点である。
(1)8+8+7+8+8=39点
赤ワイン様のフルーティな香りとミント、時間がたつとピート香が目立ってくる。口当たりが柔らかく旨味があり、最後に塩味が感じられる。最初はあまり甘味が感じられないが、これも時間を置くと甘味がはっきりとしてくる。心地よい余韻がのこるがあまり長くは無い。バランスはいいだろう。
(2)8+9+7+8+8=40
熟した果物とピート香、時々フーゼルっぽい香りが感じられる。12年よりはしっかりしているが柔らかい甘さと旨味、バニラも感じられる。
(3)8+8+7+8+8=39
シェリー樽のカスクタイプ、香りも味もシュリーだが嫌味は無い。良いシェリー物である。
(4)8+8+7+8+9=40
点数こそ40点だが、好み点は後で挙げる1958と同じ9点をつけた。
鼻にすっと抜ける甘い香り、青草っぽいところもある、鯵も爽やかで、枯れ系でカブトムシ系である。最初は???であったが、次第に良くなり、結構気に入った一杯である。手に入るのであれば...
(5)8+7+7+7+7=36
今日一番の酷評、最近苦手になってきたシェリーの悪いところが出ているボトル。
シェリー樽特有の香りと焦げ臭(硫黄系)、いい甘味もあるが渋味と苦味が後味に残る。これと比べると同じシェリー樽系の25年の方が数段上。
さて、ここまで参加者全員が自分の主張を言い合い、自分の好みはこれであると酒飲みの主張で盛り上がっていたが、最後に本日の真打登場。1958年蒸留の40年物である。当時、蒸留所では1000ポンドでうられていたそうだ。土屋氏も売店に残った最後の一本を売ってくれといったが、1000ポンドでも売れないと断られたそうだ。がっちりとした木のケースに豪奢なデキャンタと共に収まっていたそのボトルは目の前のグラスの中で輝いている。こういうときは自然と頬が緩んでくるものだ。
(5)9+8+8+8+9=42
過熟したフルーツの香り、長熟モルトの行き着く先はやはりここなのかもしれない。スモーキーさも十分感じられる。柔らかい上品な甘さと熟成感、余韻は長く楽しめる。ゆっくりゆーっくりと楽しみたいモルト。
6つのアイテムを楽しんだ後は、いつもながらキャッシュオンでFingalのマスターにおねだりが始まった。ロングモーンやバンクなどが飛び交っていた。一応4時半に終了、予報通り振ってきた雨の神楽坂を下っていき、小腹を満たそうと入ったファーストフード店で何故か爆睡してしまったGIANであった。
(終わり)
スコ文研主催のハイランドパーク垂直テイスティングが開催された。
テイスティングアイテムは、以下の6種。
(1)Highland Park 12yo OB
(2)Highland Park 18yo OB
(3)Highland Park 25yo OB
(4)Highland Park Bicentenary 1977
(5)Highland Park Online Tasting 1974
(6)Highland Park 1958 40yo
午後2時半、夕方から雨との予報であったが、まだ強い日差しが神楽坂を照らしていた。汗を拭きながら会場であるFingalの前へ近づくと鹿島のÅさんと出会う。こんちは、とあいさつもそこそこに店の中へ。店の中はクーラーが効いており、汗がすっと引いてきた。スコ文研のI女史に会費を払い、カウンターに陣取り、テイスティングマットに目をやる。カウンターの中央にはスライドの映写機が据えてあり、準備万端整っていた。
やがて、一つ目のアイテム(12年)が配られ、土屋氏の口上があって、12年ものを飲みながら、オークニー島のスライドの説明が始まった。どれも見たことのあるスライドではあったが、ハイランドパークを片手に見るスライドはスコットランドに行った事の無い私でもはるかオークニー島に連れて行ってくっれた。
さて、ハイランドパークは現在もフロアモルティングを行っている数少ない蒸留所の一つであるが、自前のモルティングだけでは足りず、同じエドリントングループであるタムデューからノンピートのモルトを調達し自前のピーテッドモルトとブレンドして使っている。そんな話を聞きながら1杯目のアイテムが飲み干され、次々とアイテムが配られた、最後の19958を除いて。
ここで、(1)から(5)までのテイスティングノートと点数を記録する。点数は、香り、味わい、余韻、バランス、好みを各10点でつけた合計50点満点である。
(1)8+8+7+8+8=39点
赤ワイン様のフルーティな香りとミント、時間がたつとピート香が目立ってくる。口当たりが柔らかく旨味があり、最後に塩味が感じられる。最初はあまり甘味が感じられないが、これも時間を置くと甘味がはっきりとしてくる。心地よい余韻がのこるがあまり長くは無い。バランスはいいだろう。
(2)8+9+7+8+8=40
熟した果物とピート香、時々フーゼルっぽい香りが感じられる。12年よりはしっかりしているが柔らかい甘さと旨味、バニラも感じられる。
(3)8+8+7+8+8=39
シェリー樽のカスクタイプ、香りも味もシュリーだが嫌味は無い。良いシェリー物である。
(4)8+8+7+8+9=40
点数こそ40点だが、好み点は後で挙げる1958と同じ9点をつけた。
鼻にすっと抜ける甘い香り、青草っぽいところもある、鯵も爽やかで、枯れ系でカブトムシ系である。最初は???であったが、次第に良くなり、結構気に入った一杯である。手に入るのであれば...
(5)8+7+7+7+7=36
今日一番の酷評、最近苦手になってきたシェリーの悪いところが出ているボトル。
シェリー樽特有の香りと焦げ臭(硫黄系)、いい甘味もあるが渋味と苦味が後味に残る。これと比べると同じシェリー樽系の25年の方が数段上。
さて、ここまで参加者全員が自分の主張を言い合い、自分の好みはこれであると酒飲みの主張で盛り上がっていたが、最後に本日の真打登場。1958年蒸留の40年物である。当時、蒸留所では1000ポンドでうられていたそうだ。土屋氏も売店に残った最後の一本を売ってくれといったが、1000ポンドでも売れないと断られたそうだ。がっちりとした木のケースに豪奢なデキャンタと共に収まっていたそのボトルは目の前のグラスの中で輝いている。こういうときは自然と頬が緩んでくるものだ。
(5)9+8+8+8+9=42
過熟したフルーツの香り、長熟モルトの行き着く先はやはりここなのかもしれない。スモーキーさも十分感じられる。柔らかい上品な甘さと熟成感、余韻は長く楽しめる。ゆっくりゆーっくりと楽しみたいモルト。
6つのアイテムを楽しんだ後は、いつもながらキャッシュオンでFingalのマスターにおねだりが始まった。ロングモーンやバンクなどが飛び交っていた。一応4時半に終了、予報通り振ってきた雨の神楽坂を下っていき、小腹を満たそうと入ったファーストフード店で何故か爆睡してしまったGIANであった。
(終わり)
2005年07月02日
スコ文研:定期テイスティング
2005/07/01 07:00PM~ スコ文研にて
スコ文研にて定例のテイスティング会に参加した。本日は、珍しいアイラエール4種とゴールデンカスクシリーズ4種である。
まずは、エールから。土屋さん曰く、「これはただの飲み会」。
Finlagga Ale 3.7%
ベルギービールを思わせるフルーティな香りと甘さがある
Black Rock Ale 4.3%
あんまり特徴を感じなかった。ということはす一っと飲めたのかな。
Saligo Ale 4.4%
独特の酸味、土屋さん曰く「ウオッシュみたいだ」。確かに発酵後蒸留前のウィスキー(ウォッシュ)の酸味と香りがする。ビール党にはこの香りはわかんないだろうなあ。
Dun Hogs Head Ale 4.4%
真っ黒いエールです。チョコレートのような香りがする。飲んだ後、グラスに残ったのはエールとは思えないにごり方をしていた。
こんな感じでエールを飲み干しました。ビアテイスターから言わせると雑味が多くてとてもビールとは呼べないそうだが、アイラウォーターで作ったビールのどこが悪いんだとスコッチ党は反論するに違いない(実際、みんな操思っていた。特に付いちゃ三は...)。
さて、本番のテイスティング会の方は、おなじみMcduffのゴールデンカスクシリーズ。今回のアイテムは以下の4種。
1 MILTON DUFF 1994-2005 10yo 56% CaskNo.10607 BottleNo.45/278
2 TAMDHU 1994-2005 10yo 61.3% CaskNo 241 BottleNo.56/317
3 LONGMORN 1990-2005 14yo 54.5% CaskNo.LN23 BottleNo.178/225
4 MACALLAN 1992-2005 12yo 56.8% CaskNo.9622 BottleNo.166/291
どれもリフィルのホッグスヘッドだろう。
では、テイスティングコメントを。(点数はスコ文研形式)
1(総合79点:アロマ7点+フレーバー6点+フィニッシュ6点+バランス6点=25点)
バランタインのキーモルトであるミルトンダフは最近のモルト不足シングルモルトとして出てくることは珍しい。 モルト不足は量だけでなく質にも影響を及ぼしており、最近のバランタインの質の低下が懸念されているようだ。
香りは、鼻に抜ける甘さが心地よく、加水するとよりフローラルになる。飲むと甘さがドライに変わるが透明感のある感じである。しかし加水するとダレてしまうようだ。
2(総合81点:7+7+6+7=27点)
フェイマスグラウスやダンヒルのキーモルトでマッカランやグレンロセスと同じエドリントングループに属する。ここではノンピート麦芽を作っており、同じエドリントングループのハイランドパークなどにも供給している。
オイリーで透明な甘さやフルーティさを感じる。加水するとオレンジリキュールのような香りがはっきりする。味わいは甘く、スパイシーで加水してもダレないが苦味が残るのが残念。
3(総合84点:8+8+7+7=30点)
相変わらずロングモーンにははずれがない。ナッティでココアのような香りがするかと思うと加水してフローラルに変化する。程よい甘さと旨味が交じり合っている。フィニッシュが短めであるのが残念と言える。
4(総合85点:8+8+7+8=31点)
ロングモーンもそうだが、これくらいメジャーな蒸留所になってくるとゴールデンカスクのありがたみが薄れていくような気がする。香りは非常にモルティでいい甘さであり、得点としても他から見ると高いのだが、感動とか驚きはない。
以上が定例会のアイテム、その後マッカラン1948の回し飲みやTWW誌の話題に華が咲いたりして時が過ぎていった。
スコ文研定例会が散会した後、S氏はイニッシュモアへ、私はいっしょに出てきた方3名(すいません名前忘れました)と広尾のパブで反省会、私は締めにマッシュタンへ...
スコ文研にて定例のテイスティング会に参加した。本日は、珍しいアイラエール4種とゴールデンカスクシリーズ4種である。
まずは、エールから。土屋さん曰く、「これはただの飲み会」。
Finlagga Ale 3.7%
ベルギービールを思わせるフルーティな香りと甘さがある
Black Rock Ale 4.3%
あんまり特徴を感じなかった。ということはす一っと飲めたのかな。
Saligo Ale 4.4%
独特の酸味、土屋さん曰く「ウオッシュみたいだ」。確かに発酵後蒸留前のウィスキー(ウォッシュ)の酸味と香りがする。ビール党にはこの香りはわかんないだろうなあ。
Dun Hogs Head Ale 4.4%
真っ黒いエールです。チョコレートのような香りがする。飲んだ後、グラスに残ったのはエールとは思えないにごり方をしていた。
こんな感じでエールを飲み干しました。ビアテイスターから言わせると雑味が多くてとてもビールとは呼べないそうだが、アイラウォーターで作ったビールのどこが悪いんだとスコッチ党は反論するに違いない(実際、みんな操思っていた。特に付いちゃ三は...)。
さて、本番のテイスティング会の方は、おなじみMcduffのゴールデンカスクシリーズ。今回のアイテムは以下の4種。
1 MILTON DUFF 1994-2005 10yo 56% CaskNo.10607 BottleNo.45/278
2 TAMDHU 1994-2005 10yo 61.3% CaskNo 241 BottleNo.56/317
3 LONGMORN 1990-2005 14yo 54.5% CaskNo.LN23 BottleNo.178/225
4 MACALLAN 1992-2005 12yo 56.8% CaskNo.9622 BottleNo.166/291
どれもリフィルのホッグスヘッドだろう。
では、テイスティングコメントを。(点数はスコ文研形式)
1(総合79点:アロマ7点+フレーバー6点+フィニッシュ6点+バランス6点=25点)
バランタインのキーモルトであるミルトンダフは最近のモルト不足シングルモルトとして出てくることは珍しい。 モルト不足は量だけでなく質にも影響を及ぼしており、最近のバランタインの質の低下が懸念されているようだ。
香りは、鼻に抜ける甘さが心地よく、加水するとよりフローラルになる。飲むと甘さがドライに変わるが透明感のある感じである。しかし加水するとダレてしまうようだ。
2(総合81点:7+7+6+7=27点)
フェイマスグラウスやダンヒルのキーモルトでマッカランやグレンロセスと同じエドリントングループに属する。ここではノンピート麦芽を作っており、同じエドリントングループのハイランドパークなどにも供給している。
オイリーで透明な甘さやフルーティさを感じる。加水するとオレンジリキュールのような香りがはっきりする。味わいは甘く、スパイシーで加水してもダレないが苦味が残るのが残念。
3(総合84点:8+8+7+7=30点)
相変わらずロングモーンにははずれがない。ナッティでココアのような香りがするかと思うと加水してフローラルに変化する。程よい甘さと旨味が交じり合っている。フィニッシュが短めであるのが残念と言える。
4(総合85点:8+8+7+8=31点)
ロングモーンもそうだが、これくらいメジャーな蒸留所になってくるとゴールデンカスクのありがたみが薄れていくような気がする。香りは非常にモルティでいい甘さであり、得点としても他から見ると高いのだが、感動とか驚きはない。
以上が定例会のアイテム、その後マッカラン1948の回し飲みやTWW誌の話題に華が咲いたりして時が過ぎていった。
スコ文研定例会が散会した後、S氏はイニッシュモアへ、私はいっしょに出てきた方3名(すいません名前忘れました)と広尾のパブで反省会、私は締めにマッシュタンへ...







