2007年04月26日
SMWSイベント「30年熟成オーバーテイスティング
今日はひさしぶりにSMWSのイベントに参加した。30年以上も熟成したウィスキー7アイテムを試飲して6000円なんだからやすいものである。
場所は、赤坂にあるカナダ大使館ビルB1Fのシティクラブ・オブ・東京。会員制のクラブで要ジャケット着用である。まあ、仮にも大手町のビジネスマンなのでそこは問題ない。
開始10分前くらいに部屋へ案内され、適当に席に着いた。知り合いのS氏もご夫妻で参加のようであった。テーブルには既に7アイテムがグラスに注がれている。できればグラスにふたがほしかったなあと思ったがまあひさしぶりのイベント参加なので文句は言わない。それでは、7アイテムの情報と私のテイスティングコメントをご披露いたします。
Item1 No.2.68(Glenlivet)30yo 1975-2006 57.5% リフィル・ホッグスヘッド
SMWSコメント「フラメンコダンサー」
アロマは樽香、ミント、シナモン、パイナップルシロップ、フルーツの酸味、オレンジピール。フレーバーはスパイシーでフルボディ。加水するとバナナに変わるが、少し刺激のある酸味が感じられ、フィニッシュは短めである。
Item2 No.9.40(Glen Grant)33yo 1972-2006 52.4% リフィル・シェリー・ホッグスヘッド
SMWSコメント「とても飲みやすい」
アロマは、シェリー樽の香ばしさ、過熟フルーツ、ワクシーで少しプラスティック。スモーキーさとフルーツの酸味も感じられる。フレーバーは口当たりが優しく飲みやすい感じ。シェリー風の軽い甘さもある。加水するとシェリー樽がはっきりと感じられ、クリーミーであるが若干のイオウもある。フィニッシュにほのかなパフュームがあり、心地よい。
Item3 No.36.34(Benrinnes)36yo 1970-2006 52.7% リフィル・ホッグスヘッド
SMWSコメント「瞳を閉じて夢心地」
アロマは木の板とオレンジ。フレーバーにも磨いた木の香りがあり、すこしエステリーな感じもする。加水するとシェリーがはっきりとわかる。少しとげとげしいスパイスとオレンジ、若干パフューミー。
Item4 No.58.10(Strathisla) 33yo 1973-2006 51.0% シェリー・ホッグスヘッド
SMWSコメント「ハリー・ポッターのウィスキー入門」
アロマはプラムとりんご、シェリーとこげたカラメル、シナモン。フレーバーはすっきりとした飲み口でりんごと旨みを感じる。加水して置いておいた直後の香りはすごいシェリー樽香でむせ返った。
Item5 No.7.28(Longmorn) 36yo 1968-2005 52.1% シェリーバット
SMWSコメント「綿菓子と花火」
アロマはこげ臭と溶剤、ミント、ミントトフィー、時々漬物。フレーバーはシェリーの良い甘さが出て、渋味の少ないすっきりとした味わい。
Item6 No.7.34(Lognmorn) 38yo 1968-2006 49.8% オロロソ・シェリーバット
SMWSコメント「濃いダークフルーツ」
アロマはチョコレート、酸味、イオウ、アプリコットが感じられ、少しワクシーである。フレーバーはこってりとしていてItem5と比べるとすこし渋味が強い。
Item7 No.7.35(Longmorn) 38yo 1968-2006 49.8% シェリーバット
SMWSコメント「凝縮したダークフルーツ」
アロマは過熟したフルーツとマッチ、ナッツ(胡桃の殻?)。フレーバーはItem6より酸味が強いが渋味はなくすっきりとした味わい。
テイスティング後、Item8としてアランリキュールが出た。人気投票の結果は忘れたが私は、2と5を挙げた。
満足な試飲会でした。
2007年04月17日
WPへ向けて
別に、受験は嘘でしたという訳ではなく、単純にいろんな意味で忙しく、つい申請書を書いていなかっただけである。実際、届いているはずの受験要項を探し出すのに、先日の日曜日、半日使ってしまった。受験申請に必要なのは、受験申請書と証明写真と、受験費用の振込み証明。まず、月曜日の朝、最寄り駅にあった証明写真用ブースで証明写真を取る。6枚綴りで700円。普通、証明写真として使うのは2枚か3枚なのに、何故6枚綴りなんだろう。まあ、6枚が3枚とか4枚になったとしても、料金が半額になるとは思えないが、いつも使った残りを取っておいても、なくしてしまったり有効期限が合わなくて取り直すのが関の山。わざわざゴミを買っているようで釈然としない。でも、しょうがなく相変わらず写りの悪い自分の顔に幻滅しながら写真を撮る。
会社に行って昼休みに受験申請書に必要事項を書き込み、写真を貼る。次は受験費用の振込み、ネットで振り込めが簡単だったんだが、申請書に貼り付ける証明書がない。一応ATMのレシートのコピーを貼り付けるようになっているので、本日久しぶりに銀行のATMで振込みをする。コピーをするのは面倒だったので、そのままレシートを貼り付けてしまう。後は、返信用の封筒に切手を貼って投函するだけ、と思ったら大事な所が抜けていた。受験資格の一つであるウィスキーエキスパートの登録Noである。認定証は自宅のダンボールのどこかにあるはずだが、今はわからない。それで早速スコ文研のI嬢にヘルプの電話をかけ、登録Noを聞いた。簡単に教えてくれたのでほっとして、申請書に記入し、投函完了。
後は、5月10日までに受験票が送られてくるはずなのでそれまで待つことに。受験日まであと1ヶ月ちょっと。毎日、ウィスキーエキスパート用のテキストとスコッチランドの地図を眺め、ウィスキーをグラスに注いで官能訓練。合格するとは思っていないんだけど、取り合えずやれることはやっておかないと後悔するから。合格発表は試験実施後1ヶ月くらいということですから。今から2ヵ月後に、良しにつけ悪しきにつけ、しっかりご報告いたします。
目指せ、ウィスキープロフェッショナル!!
2007年04月08日
ウィスキープロフェッショナル試験対策講座
このブログをご覧になっている方は知っている方も多いと思いますが、私の所属するスコッチ文化研究所(以下、スコ文研と称す)では、この5月にウィスキーコニサー資格認定ウィスキープロフェッショナル試験が行われます。スコ文研では、2004年よりウィスキーコニサー認定資格を設けました。この資格はレベルによって3段階あり、ウィスキーエキスパート(WE)、ウィスキープロフェッショナル(WP)、マスター・オブ・ウィスキー(MW)となっています。今回のWP資格試験の受験資格はWEの有資格者となっています。私は2004年にWE資格を取りました。それで、今回WP資格へ挑戦することにしました。
7日は、恵比寿のイベントホールで試験の対策講座が開かれ、受験予定者を含め約100名強の方が集まりました。土曜日というのに朝9時半から夕方16時半までの長丁場です。講座内容は4時限に分かれており、最初はスコッチウィスキーの歴史、次がスコッチウィスキーの製造、3番目がアメリカンとカナディアンの歴史と製造、そして最後がテイスティングです。WE資格試験は選択式の筆記試験だったのですが、WPでは記述式と官能試験(テイスティング)が加わって難易度アップです。最初に土屋守スコ文研代表から試験について説明がありましたが、WPは五大ウィスキーに関する知識はもちろんの事、業界の時事情報にもアンテナを張っていなくてはいけないし、ウィスキーを飲む人に明確なアドバイスができるようウィスキーの味わいについて表現ができる事が必要だそうです。大学で化学を専攻した私はウィスキーの製法は理解しやすい分野ですが、歴史や蒸留所の情報を覚えるのは大変そうです。土屋代表曰く、現在稼動しているスコッチの全蒸留所についてその名称と場所を記憶するのは当たり前だそうです。また、主要蒸留所の特徴も知っておいて然るべきと言うことですので、壁にスコットランドの地図を張って覚えなくてはいけませんね。
さて、歴史や製法の講義の後はいよいよテイスティングの講義。スコ文研の試飲会は何度も参加しているのでやり方自体は問題ないのですが、試験のポイントが何なのか気になるところでした。まずは色、そしてアロマ、フレーバー、余韻と順に感じた事を記録していきます。とにかく感じた香りや味をどんどん記録した方がいいそうですね。確かに、試飲会なんかでは感じたものをストレートに表現した方が伝わるしかっこいい、言った者勝ちというところです。そして、最後に総合評価。これは試飲したウィスキーの全体的なイメージやセールスポイントを答えるようなものでした。講義ではその他にブランド名は何かを考えさせられました。今回の講義での試飲は2アイテム。正解から言うと2アイテムはグレンリベット12年とマッカラン12年だったんですが、最初のグレンリベットはわかりませんでした。バニラ香やフルーツ、花の香りなど優しい穏やかな香りはバランスが良く飲みやすい味でスペイサイドであることはわかるのですが、蒸留所名が出てこない。スペイサイドと思っていても「これ、グレンモーレンジかな」なんて思ったりもしました。グレンリベットと聞いてびっくり、グレンリベットのオフィシャルって意外と旨いんだといまさらながらに感心した次第です。ただ一つ目がわかると二つ目は簡単でした。グレンリベットより若干濃い目の色合い、シェリー樽由来の香り、しかしバランスのいいスペイサイド。となるとすぐ思い浮かぶのはマッカランでした。なんとかWE資格者の面目躍如といったところでしょうか。
最後のテイスティングで一日の講座は終了しましたが、試験までの一月半は、歴史や製法の勉強に加えて、毎日テイスティングのトレーニングをしなければとつくづく思いました。特に、オフィシャルの味わいに疎くなっている事はよくない事です。オフィシャルの主要銘柄の味わい位はきっちり抑えなければと思います。という事で、オフィシャルの訓練にぴったりなお店へこの日行くことにしました。その話は、別途書きたいと思います。







